リハビリテーション室は広々とした開放感のある部屋となっています。リハビリテーション室から一歩外に踏み出すと四季折々の草花に囲まれたリハビリ庭園が隣接しており、そこで坂道・砂利道・段差など日常生活の環境に対応した庭園で歩行練習が出来るようになっています。また、院外の外周はアップダウンのある600mほどの散歩道となっています。運動機能の向上だけでなく、緑豊かな環境のもと心のリフレッシュもできる環境を生かしながらリハビリテーションを実施しています。
整形外科、内科、循環器、外科からリハビリ依頼があり、急性期、回復期にあたる患者さんに入院・外来でのリハビリテーションを実施しています。入院では人工膝（股）節置換術後、脊椎圧迫骨折、骨接合術後、腰痛症、癌や呼吸器疾患など、外来では肩関節周囲炎、橈骨遠位端骨折などが主な疾患となっています。

入院患者さんには早期からリハビリテーションを提供することで運動能力の低下をなるべく抑え在宅復帰が可能となるよう努めています。地域包括ケア病棟でリハビリテーションを実施している患者さんには、必要に応じながら集中的にリハビリテーションを行っています。自宅での日常生活動作を想定したプログラムを作成し、病棟スタッフと協力しながらリハビリを実施し、在宅復帰が可能になるよう努めています。また、カンファレンスを通じて退院のための準備を関係部署と協力しながら進めています。退院前のカンファレンスでは患者さんやその家族、ケアマネージャーに退院後のリハビリの内容や注意すべき動作などの説明も行っています。

運動機能の改善を目指すとともに、患者さんの満足度を少しでも高めることができるよう、リハビリテーションを実施することを心がけています。

• 地域包括ケア病棟入院基本料1
• 脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅲ
• 運動器リハビリテーション料Ⅰ
• 呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
• がん患者リハビリテーション料

理学療法士：6名

作業療法士：1名